雇用保険、遡及期間を「2年超」に延長 厚労省が改正原案

 厚生労働省は9日、雇用保険法改正の原案をまとめた。保険料を納めたにもかかわらず、手続き上の問題で未加入扱いになった人の遡及(そきゅう)期間を現在の「2年まで」から「2年超」に延長する。保険の加入に必要な雇用見込み期間も「6カ月以上」から「31日以上」に短縮する。非正規労働者などを対象に加える狙いがある。

 同日開いた労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)で提示した。審議会が原案を基に年末までに答申をまとめ、年明けの通常国会に改正法案の提出を目指す。

 雇用保険の失業給付は保険料の納付期間に応じて日数が決まる。例えば8年間であれば、解雇などの場合は年齢に応じて120?240日間の給付を受けられる。

日経ネットニュース

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